パイプハウスとは?


パイプハウスとは、

Φ48.6の足場用単管パイプをアーチ骨材とした耐雪大型ビニールハウスです。

間口は最大で20mまで、肩高は最大で5m、奥行は何mまでも製作が可能です。

※間口18mの場合、肩高は最大4mまで

※間口20mの場合、肩高は最大3mまで

パイプハウスの特徴


特徴①…高強度・高耐久

鉄骨ハウス並みの強度と耐久性

単管パイプの強度に加え、横架材と筋交いによる補強や、継目をすべて溶接補強、

間口が広い場合は2重アーチ構造(トラスアーチ)にして強度を上げることで、

鉄骨ハウス並みに強風や突風、積雪に耐えます。

また、屋根は切妻型で雪が落ちる設計のため、

北海道のような豪雪地帯でも雪の重みで押し潰れる心配もありません。

特徴②…低コスト

構造がシンプルで工期短縮

単管パイプでほぼすべての骨組みを製作し

構造自体が非常にシンプルなので費用を最小限に抑えることが出来ます。

鋼管杭基礎なのでコンクリート基礎工事も不要なため大幅な工期短縮にも繋がります。

よく出るサイズでもある 間口6間(10.8m)x奥行10間(18.0m)x肩高4.0mの場合

工事着工後、最短で約1週間で完成します。

特徴③…多目的

多目的で空間を自由に設計

屋内に十分な高さを確保きるので寝藁や牧草ロールの高積保管

大型農機とそのアタッチメントを保管したり、

ちょっとした作業場としてもご使用いただけます。

他にも、パイプハウスの強度と特性を生かして

【牛舎】【豚舎】【鶏舎】【羊舎】【屋内乗馬クラブ】【競走馬調教坂路】【スポーツ練習場】

など、ご使用用途は多様です。

骨組みからすべて自社で製作・施工をしているからこそ

ハウス内の空間を自由に設計することが出来ます。

例えば生き物がビニールにイタズラしないように内側をすべて板張りにしたり、

温度管理のために大型換気扇や遮光カーテンを取り付けたり、

ご要望に応じて無駄のない空間を作っていくことが可能です。

パイプハウスが出来るまで


1 お問い合わせ

パイプハウスに関するご質問やご依頼は、お電話またはFAX、メールにてお気軽にお問い合わせください。


2 現地調査

現地で施工場所の確認をし、寸法を計測します。

お客様のご要望を細かく聞き、最も良いプランを計画致します。


3 お見積り

現地調査後、プランが決定しましたら御見積を作成致します。

同時に仕様・オプション等を打合せし、契約となります。


4 打ち合わせ・デザイン

細かい打ち合わせを行い、計画した仕様とデザインをもとに、変更点や追加したいオプションなどがないかを確認していきます。


5 パイプハウス製作・設置

仕様が決定しましたら部材の製作を開始させていただき、日程を決め現地へ完成した部材と足場の搬入に向かいます。

搬入後、安全面も考慮し完成イメージに忠実にパイプハウスを設置いたします。


6 アフターメンテナンス

パイプハウス設置後のアフターメンテナンスも行っております。問題が生じた場合や、点検などお気軽にご相談ください。

ビニールの補修や張替えをしたい場合も対応いたします。


パイプハウスの歴史


北海道で初めてのパイプハウスは「しいたけ栽培用ハウス

 

 雪の降る冬の季節気候に適した強度や耐久性、菌床を高く積み上げるための十分な高さの確保や通年栽培を可能にする温度管理など、生産者様とたくさんのアイデアや想いを形にし、「しいたけ栽培用ハウス」として開発されたのがパイプハウスの始まりでした。

その後、別用途でもこのパイプハウスを使用出来ないかと考え、外に雨ざらしになっていた農機が勿体ないというのを皮切りに「農機格納庫」が完成し、それが農家さんの口コミにより忽ち北海道内に広まり、現在では大手農機メーカー様のご協力もあり「農機格納庫」=「パイプハウス」と呼ばれるまでに成長しました。

 

  その後も次々とパイプハウスは多様化していき、「農産物栽培」「牛舎」「豚舎」「鶏舎」「羊舎」「乗馬倶楽部」「スポーツ屋内練習場」、、、また「競走馬調教坂路」では、800m~1kmの坂路を最短工期で完成、そして2020年2月には新たな試みとして競走馬育成牧場のオーナー様と試行錯誤し、コーナー部分を含む「全天候型調教用コース-455m」を完成させることが出来ました。

 

  弊社は、1998年(平成10年)の設立から26周年を迎えます。

生産者様や協力会社様のおかげもあり現在エイチエムテック株式会社は北海道内外を含め、累計700棟以上にわたるパイプハウスの実績を積んで参りました。

今後もパイプハウスのパイオニアとして皆様と相寄り添いながら共に成長させていただくことを念頭に、今後もより良いものを創り続け、豊かな生活と農業の発展のために日々邁進し努力していく次第でございます。

よくあるご質問 Q&A


Q1. 建築確認申請は必要ですか?

 A1. ほとんどの場合、必要ありません。

Q2. 換気扇は取付可能ですか?

 A2. 可能です。換気部材としては、大型換気扇、側面のビニール巻上カーテン換気、妻面手動換気窓、網戸付きアルミサッシなどです。※電気工事が必要な場合は別途御見積となります。

Q3. 扉の大きさは指定できますか?

 A3. ハウスの間口と高さに合わせて指定可能です。通常は、2枚の両開き吊戸(内レール)ですが、外レールにして大開口にしたり、牛舎だと3枚の引違扉にしたり、シャッターの取付も可能です。